想いをカタチに残すお手伝いを

写真屋こぼれ話 「伝わるもんですねー」 

カメラの光盛堂Ⅱのひろちゃんです。

南浦和の写真屋さんで「想いをカタチにするお手伝い」をしています

先日の昼下がりのこと。
お店のドアを開けて入ってこられたのは、横にも縦にも大きな黒人さん。
まるで映画『ミッション:インポッシブル』に出てくるルーサーのそっくりさんです。

思わず「おっ」と身構えながら「こんにちは」と声をかけると、
その方はおもむろにスマホに向かって英語で話しはじめました。

画面に表示された日本語訳は、まるで暗号のような文章。
どうやら「買ったデジタル一眼レフの使い方がわからない」とのこと。

「オート、OK?」と聞いてみると、「イヤー、OK!」と笑顔。
おっ、なんとか通じたぞ!

ピントをオートフォーカスに、測光を中央重点に、
シャッターを連写からシングルへ変更。
ダイヤルをオートモードにして、実際にシャッターを押して撮影→再生→削除までを実演。

もちろん、英語は全然ダメなひろちゃん。
片言の単語とボディランゲージでなんとか伝わるもんです。
「もう怖くないぞ、インバウンド!」と思わず心の中でガッツポーズ。

その後、「コンビニ行く」と言って出ていかれた彼。
しばらくして、日本のお札を握りしめて戻ってこられました。
「キャッシュ」と言われ、レクチャー代を少しだけおまけしていただくと、とても喜んでくださいました。

別れ際、「私はあなたがどこにいるか知っている。
私はここにフラッシュバックカメラでくる」と言われて、一瞬ドキッ(笑)
どうやら「撮影したら、メモリーカードを持ってくるからプリントしてくれ」という意味だったようです。

名前を聞かれて「マイネーム、ヒロミ」と答えると、
「オー!ヒローミ!」と満面の笑みで手を振りながら帰って行かれました。

その場にいたお客様と顔を見合わせて、
「伝わるもんですね〜」と笑い合った午後。

思いがけず起こった“インバウンド需要”に、
南浦和もなかなかの国際都市だなぁと感じたひとときでした。

またのご来店、楽しみにしています。

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